どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
奈良新聞社
環境保全の参加型イベント「水源地の村から届く水の恵みをみんなで体感しよう!」が8月11日、奈良県川上村宮の平の環境教育施設「森と水の源流館」近くの「おおたき龍神湖」(大滝ダム湖)岸辺にある「龍のモニュメント広場」であった。約80人が参加し、おおたき龍神湖に設けられた浮き桟橋を歩いて景色を見たり、巡視ボートに乗って水質を調査して、ダム湖の役割などを考えた。
森と水の源流館のスタッフからは、おおたき龍神湖がかつては川上村の中心部だったことや、村が下流にきれいな水を流す「川上宣言」をしていることなど説明。また、奈良トヨタの大倉絵里子さんとトヨタユナイテッド奈良の北谷克一さんからトヨタのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを紙芝居をつかってわかりやすく紹介した。
開会式では井上明・川上村統括参与が「当村は水源地の村づくりに取り組んでいる。本日のイベントは楽しみながら自然保護に取り組むプログラムとなっており、みなさんが感じられたことを聞かせていただければ」とあいさつした。参加者は班に分かれ、浮き桟橋を歩いて湖面へ移動した。浮き桟橋では、森と水の源流館のスタッフが、参加者に湖畔や水中で繫茂する外来生物の侵入の脅威について説明、環境破壊の警鐘を鳴らした。巡視ボートには4人ずつ乗り込み、湖面から水を採取、会場広場で水質調査した。「COD(化学的酸素要求量)」を調べた結果、数値はほぼゼロで、「とてもきれい」と判明した。参加者は「ふだん見れない景色が見れて大満足」「ここの水が私たちに届いていると思うとうれしくなった」などの声を寄せた。
閉会式挨拶でトヨタユナイテッド奈良の北谷克一さんが「今日のような活動で、カーボンニュートラル、森を大事にしていくということを、皆さんでまた一緒に学んでいきましょう」と述べた。大和高田市から参加した小学6年の鎌田彩菜さん(12)は「ボートに乗るのは怖かったけど、楽しかった。(おおたき龍神湖の)水がきれいに保たれているのが分かってうれしい。これからは水を大切に使いたい」と話した。当日は大阪工業大学と連携し、会場と繋ぐ二元中継も行なった。
◆主 催:奈良新聞社
◆共 催:川上村、森と水の源流館(公益財団法人吉野川紀の川源流物語)
◆協 力:大阪工業大学
◆後 援:国土交通省 近畿地方整備局 紀の川ダム統合管理事務所
◆企画制作:奈良新聞社