どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
中国新聞社
竹林整備を通じて環境保全を考えるイベントが11月29日、広島市安佐北区白木町の聖ケ滝周辺で開かれました。「里山の自然を残したい」「竹林整備を学びたい」と参加した若者たち約50人が、環境保全に取り組む一般社団法人ふるさと楽舎(同区)の指導を受け、竹林から倒れた竹を運び出して蒸し焼きにし、竹炭作りに挑戦しました。
同地区では寿命や積雪で倒れた竹が散乱。高齢化で整備が追いつかず、荒れた竹林が点在しています。倒竹は植物の成長を妨げ、生態系の乱れやイノシシなど獣による農作物被害にもつながります。参加者たちはヘルメットをかぶり、山道を約400メートル下って聖ケ滝周辺の約20アールの竹林へ。倒竹を運び出し、加工しやすいよう1メートルほどにのこぎりで切り分けていきました。「太い竹を切ると達成感がある」「林が明るくなっていくのがうれしい」と笑顔で約1時間作業し、約250キロの竹を処理しました。
参加者たちは昼食後、近くの約15アールの休耕田に集まり、運び出した竹を炭化器で蒸し焼きにして竹炭作りを進めました。ふるさと楽舎の馬場田真一代表は「竹を炭にすれば炭素を長期間固定でき、脱炭素社会の実現に貢献できます」と説明。さらに竹炭の土壌改善効果にも触れ、「竹は多孔質で、炭にすると穴が広がります。土に混ぜると微生物が定着して有機物を分解。リンやケイ素などの栄養を、植物が吸収しやすくしてくれるので、土作りにも役立ちます」と話しました。
ふるさと楽舎のメンバーは、竹や木を粉砕するチッパーと呼ばれる機械を実際に動かしながら、竹炭チップの作り方を説明しました。参加者は、チップ化された竹炭を休耕田に散布し、活動を終えました。残った竹は、ふるさと楽舎が炭化して休耕田に混ぜ、来春復活する稲作に生かす計画です。参加者からは「自分たちの活動が実を結ぶのが楽しみ」といった期待の声が上がりました。最後に馬場田代表は、水田から流れ出た栄養は川を流れて海に注ぐことを説明し、「山と海はつながっています。これを踏まえて、今後も環境について考えていきましょう」と呼びかけました。参加者は「持続可能な里山の姿を考えるきっかけになった」「身近な自然を大切にしていきたい」などと、環境保全への意識を高めていました。
◆主 催:中国新聞社、一般社団法人 ふるさと楽舎
◆企画制作:中国新聞社 地域ビジネス局