どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
岐阜新聞社
日本三大清流の一つとされる長良川。岐阜県民は鮎に代表される豊かな自然の恩恵を古くから授かってきました。その一方、近年ではプラスチックゴミなどが多数確認されており、環境汚染や鮎の漁獲量減少などが問題になっています。TOYOTA SOCIAL FES!!では、長良川の自然を未来に残そう!と2012年から活動を行っており、19回目を迎えた今回も6月14日に河川敷の清掃と稚鮎の放流を行いました。
梅雨入り直後で天候が心配されましたが、早朝から学生や親子連れなど約200人が集まりました。長良川公園で開会式の後、長良橋から金華橋までの河川敷を右岸と左岸に分かれて清掃をスタート。河原は一見きれいに見えましたが、中に入るとペットボトルや空き缶、空き瓶、産業用のプラスチックゴミなどが石の間や草の中に次々と見つかりました。参加者たちはそれらを一つ一つ丁寧に拾っていきます。約1時間でしたが、「気持ちがいいね」と自然を満喫しながら、熱心に清掃活動に取り組んでいました。
清掃の後は、いよいよ鮎の放流です。長良川漁業協同組合さんの指導のもと約2万5千匹の稚鮎を放流しました。参加者たちは順番に水辺まで下りて、体長約15センチの稚鮎の入ったバケツを受け取り、川にやさしく流し入れていきました。放たれた稚鮎が元気に泳いでいく姿を見て、子供たちは「がんばれー」「大きくなってね」と声援を送っていました。みんなが愛しそうに見送っていたのが印象的でした。
今回の清掃では約200キロのゴミが集まりました。参加者たちは皆笑顔で、達成感や充実感が溢れていました。初めて参加した大学生は、「地域の皆さんと一緒にゴミ拾いをして、すがすがしい気持ち。これからも美しい長良川を未来に残していけるよう、また参加したいです」と話してくれました。
長良川は私たちのかけがえのない財産。清流長良川が絶え間なく流れるように、県内各地で環境保全活動が広がり、そして継続されることを願います。
◆主催:岐阜新聞社
◆後援:岐阜県、岐阜市、国土交通省中部地方整備局、木曽川上流河川事務所
◆協力:長良川漁業協同組合