どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
神戸新聞社
かつて、はげ山だった六甲山は、長年にわたる人の努力により豊かな自然を取り戻しました。しかし、元来の地形から土砂災害が起きやすい六甲山地は、森林保全を行い、人が手を入れ続けないとバランスを崩してしまう恐れがあります。身近な森を長く維持していくために必要なことを学ぶため、地元大学の学生が中心となって参加者50名が神戸市北区の再度公園・森の遊び場周辺ログハウス前に集まりました。
今回の TOYOTA SOCIAL FES!! は、六甲山大学実行委員会共催、甲南大学 BambooにThank you Project、甲南女子大学、神戸市の協力のもと、毎秋恒例の「こうべ森の文化祭」のとなりで、10月26日に開催されました。森の文化祭では六甲山で活動している市民グループなど約30団体のブースが並び、子どもも大人も楽しめる工作や自然観察などの体験プログラムや、クイズラリーなどが楽しめました。まず、森林保全の大切さを学ぶため、六甲山地の砂防に取り組む森の世話人事務局の赤井裕さんが、土砂災害が起きやすい六甲山地における森林保全の大切さを講演。「人が手入れを続けないと荒廃していく恐れがある」と解説しました。参加者は六甲山の災害史とともに、人が手を入れ続けることによる森林保全の大切さをあらためて認識しました。
参加者は、甲南女子大学社会連携課の学生スタッフ「himawari(ヒマワリ)」が考えた防災クイズで地震と土砂災害の関連性などを学習。自作のパネルを活用し、自分ごとに学べるようにクイズを出題。参加者は協力をしながら、全問正解を目指し多くの学びを得ました。また、甲南大学 BambooにThank you Project(バンブーにサンキュープロジェクト)は放置竹林の課題解決に取り組んでいる現状を報告。竹林整備や竹を有効活用した商品を紹介し、参加者も消費者として環境を守るためにできることがあると気づきを得ました。
また、参加者はBambooにThank you Projectが準備した竹で北欧発祥の「モルック」も楽しみ、身近な自然を満喫しました。神戸市西区から参加して、モルック体験をした二唐精一さん(51)は全体を振り返り、「六甲山の成り立ちを初めて知った。モルックでピンが倒れた瞬間は気持ちよかった」と話しました。
◆主 催:神戸新聞社
◆共 催:六甲山大学実行委員会
◆協 力:甲南大学 BambooにThank you Project、甲南女子大学、神戸市
◆企画制作:神戸新聞社 メディアビジネス局