どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
四国新聞社
阿讃山脈の麓に広がる東かがわ市五名地区。豊かな自然が広がる同地区は、過疎・高齢化が進み、害獣被害や農地の担い手不足が課題となっています。一方、移住者は増え、地元住民と地域を盛り上げています。そんな五名のにぎわいづくりの拠点である、五名活性化センターで10月25日、TOYOTA SOCIAL FES‼が開催されました。大学生や家族連れなど約120人が参加。五名の農林業について学んだり、ジビエ料理を味わったりして、里山の暮らしを体験しました。
まず五名で県産唐辛子の香川本鷹などを栽培する見村隆正さんと、林業を営む戸井裕孝さんによるトークセッションを行いました。見村さんは害獣に田畑を荒らさせない工夫として、田畑を柵で囲い、土の中で実が育つ作物を栽培する方法などを紹介。戸井さんは「広葉樹は定期的に伐採し、まきや炭にするなど適切に管理することが大切」と話しました。続いて参加者は、8班に分かれてワークショップに挑戦。輪切りにした木のコースターを積み上げたり、離れたかごに木のフライングディスクを飛ばしたり、木の種類当てゲームをして楽しく木のぬくもりに触れました。
また移住者で産直カフェ「五名ふるさとの家」の代表を務める飯村大吾さんがジビエや五名の暮らしの継承について紹介しました。「捕獲したイノシシは皮を手袋に、脂をレザーワックスにして無駄なく使っている」などと説明。その後、ジビエ肉をソーセージに加工したホットドッグとシシ汁の試食を行いました。参加者からは「ジビエとは思えない。臭みがなくておいしい!」と大好評でした。
今回の活動では持続可能な未来に向けた、さまざまな取り組みを体験しました。参加した香川大学経済学部2年の三原琉聖さんは「イノシシやシカを無駄にしない取り組みが印象的だった。自分もゴミの有効活用や分別などに気を配りたい」と話し、同大経済学部2年の中元咲希さんも「木に触れるいい機会になった。電気をこまめに消すなど、身近なことから環境に配慮したい」と決意を新たにしていました。五名と同じような課題を抱える中山間地域は少なくありません。自然豊かな環境を次世代につなげるために何ができるか、考える機会になったのではないでしょうか。
◆主 催:四国新聞社
◆協 力:五名活性化協議会
◆企画制作:四国新聞社広告局