どんな時でも、
私たちを癒やしてくれる地域の自然。
その恩返しをするために
TOYOTA SOCIAL FES!!が、今年も開催されます。
楽しみながら自然を守るという想いのもと、
2012年に日本全国47都道府県で始まったこの活動。
12年間で10万人以上の方に参加いただきました。
みんなで地域に集まって、自分たちの手で。
さぁ、自然を守るを、一緒に楽しく。
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents
熊本日日新聞社
今回で13回目の開催となったTOYOTA SOCIAL FES!!。会場となった荒尾干潟(荒尾市)には、約100名の参加者が集まってくれました。有明海東部に位置する荒尾干潟は南北約9・1キロメートル、東西最大幅約3・2キロメートル。単一の干潟としては国内最大級の広さを誇ります。また多彩な生き物の宝庫であり、渡り鳥の飛来地としても知られています。2012年には国際的に重要な湿地として「ラムサール条約湿地」に登録されました。
地元荒尾市にある熊本県立岱志高校の生徒の協力のもと、当日受付を開始。今にも雨が降り出しそうな曇り空でしたが心地良い風が吹き、参加者のみなさんは「風が気持ちいいね!」と笑顔で活動をスタートしました。
清掃活動の部では、ゴミ袋を手にした参加者が干潟へ。一見干潟にはゴミは見えないのですが、よく見ると小さなプラスチック片や空き缶などが散見。さらに泥の中から瓶やペットボトルを見つけ、それらを一つ一つ丁寧に拾っていきます。天候の良い日は有明海の対岸に雲仙普賢岳まで見渡すこともできる荒尾干潟。この日はあいにくの曇り空でしたが、初めて荒尾干潟を訪れたという参加者はその雄大な景色に感激していました。ワークショップの部では、熊本県立大学のボランティアサークル「Maple Leaves」の協力を得て、貝殻を使ったフォトフレームを作成。参加者同士で話し合いながら、貝殻と色とりどりのビーズを組み合わせて個性豊かな作品づくりに没頭していました。
少々雨が降りましたが活動は無事に終了。参加者からは「小さなプラスチックゴミの多さに驚いた」「本当に美しい場所。この干潟を守る活動に参加できてうれしい」と感想を話してくれました。荒尾干潟では定期的に清掃を行っていますが、完全にゴミをなくすことは難しく、継続的な取り組みが必要です。また、さまざまな生き物が生息する荒尾干潟は、絶滅危惧種である渡り鳥の重要な中継地でもあります。この干潟を守ることは、多くの生き物を守ることにもつながります。今回の活動は、参加者にとって熊本が誇るこの希少な干潟を後世に残すことの大切さを改めて感じる機会となったようです。
◆主 催:熊本日日新聞社
◆後 援:熊本県、 荒尾市
◆協 力:熊本県立大学 Maple Leaves、熊本県立岱志高等学校
◆企画制作:熊本日日新聞社